ターミネーターばりメカ義足への道

50代、肉腫(サルコーマ)ザバイバー、大腿義足への私的備忘録です

はじまりは、デスモイド腫瘍(2021年秋)

今から三年ほど前(2021年10月頃)に左足脹ら脛の膝下あたりを触ると奥の方に小さいグリグリが在ることに気付きました。触っても痛くはない、なんやろ?カングリオンかな?

 

少し気になったので近所の総合病院に行って診てもらうことに。レントゲンやMRI撮ったりしましたが、結果は左膝にたまった水が脹ら脛の方に落ちてきて溜まってる、との診断でした。

 

もともと、左膝は学生時代に半月板を痛めていたのですが、30才過ぎに習いだしたフルコンタクト空手をきっかけに…更に痛めてしまい、膝の中で浮遊してる損傷した半月板を除去する手術をしてまして、それ以降も左膝は時おり腫れたり治ったりを繰り返していました。

 

グリグリは膝に溜まる水と同じかぁ…と、それと同時に私の左膝はだいぶ傷んでるとのことで、人工関節の説明をされて手術を検討することを総合病院の整形外科の先生は進めてきました。今は歩くのに膝はそんなに痛くないんやけどなぁ…人工関節っておおげさちゃう?

うぅん…何かしっくりこない診断やなぁ、と思いつつ、そのまま数ヶ月痛くもないので放置していました。

 

年を越して2022年、人工関節の手術がホントに必要なのか?と、そちらの方が心配になりだして大学病院で診てもらうことにしました。

このときはグリグリよりも膝間接の方が気になっちゃってたもんだから、そこの先生から膝は痛んではいるけれど未だ人工関節を検討する時期ではないよ、との説明に一安心し、グリグリに関しては水では無いようだって見解で、痛くもないため更に調べることをしませんでした。

 

それからまた数ヶ月経って、脹ら脛をさわっていたら、んん?前より大きくなってんちゃう(..;)

 

とりあえず痛くはないので、近所で整形外科を探して診てもらったところ、触診でそこの先生が水でも脂肪でもないね、と…MRIで画像診断してもらうことになって再び撮影。

その結果、画像だけでは判断できないため腫瘍の専門医のいる病院で診てもらうことを進められ、前回とは違う大学病院の整形外科での診察予約をしていただくことになりました。

 

この大学病院でも、改めてMRIの撮影とのこと。(またですか…)直近で撮影したものは造影剤無しなので、今回は造影剤有りでの撮影が必要とのこと…なんだかなぁ…仕方ないけどね。

また、院内のMRIは来月まで予約で一杯だから院外のクリニックを予約しますので明日以降何時が良いですか?って…💢

こちとら仕事を休んで通院してるので出来る限りやれることは当日やって欲しいんですけど?って気持…あまりにも違う時間軸で動いてる病院のシステムに少しイラッとしたことを覚えてます。

 

結局、近所の整形外科の先生が当日中にクリニックのMRIの枠をおさえてくれたので、無事に撮影終了。また翌週にこのデータを持って大学病院を受診したところ、『おそらくデスモイド腫瘍と思われるので、針生検で組織を採って調べましょう』となりました。

 

2022年4月、グリグリを発見してからかれこれ半年ほど、このこの正体 デスモイド腫瘍 とゆう名前を初めて聞くこととなりました。

なんか、名前だけだと悪そうな腫瘍なんですけど、これがかなり変わった腫瘍である事を後々知ることとなります。